我慢していたことたち
いつからだったかは忘れたけど、小さい頃から我慢ばかりしてきたなと思う
その反動で大人になってから好き勝手しすぎて色々な人に迷惑ばかりかけている
父は私が中3の頃に家を出て行ったが、それまで一緒に家族4人で暮らしていた
父は怒ると手のつけられない人だったので一緒に暮らしていた間、私は家の平和のためだけに父が怒らないよう常に気を張っていた
家も家族も好きだったので外に出るとか私がグレるとかそんな選択肢は最初から存在しなかった
そんな風に守っていたはずの家族も結局はバラバラになってしまったけれど
私は中高一貫の私立の学校に通っていた
お嬢様学校なんて呼ばれていたりして、そんな大層な所ではなかったが裕福な家庭で暮らす子は周りに多かった
うちが貧乏だったわけではないが正直周りが親に金銭で甘えられる事がとても羨ましかった
妹はバレエを習っていたしお金はあった方だったかもしれない
親は必要なものは言えば買ってくれていた
でも私は変な所ばかり遠慮しいだったので電子辞書も新しい制服も買ってなんて言えなかった
中学生の妹は電子辞書を持っていたが、私は中高の6年間電子辞書を買ってもらうことはなかった
一度母親に買おうか?と聞かれた事があったが紙の辞書があるから大丈夫、と断ってしまった
学年で電子辞書を持っていないのは私1人だけだった
授業中に当てられた時紙の辞書で探すのが遅いと先生に電子辞書持ってないの?と言われ教室で少し笑いが起こったのを覚えている
制服もジャージも6年間着続けた
袖がぼろぼろなので恥ずかしくていつも腕の部分を折って着ていた
今となってはそんなことを我慢したり言えなかった自分が悪いとしか思っていない
電子辞書と制服の話を大人になってなんとなくした時に、気づいてあげられなくてごめんねと母に謝られた事がある
正直ますます悲しくなるのでやめて欲しかった
他の人にも涙目になられた事があったのでこの話を誰かにするのはその時にやめた
悲しかったことを話すのは、謝ってほしいとかわかってほしいとか同情してほしいからではない
ただ黙っているといつか悲しい気持ちでいっぱいになってしまって普通に生きていけなくなるのが怖いから吐き出してしまいたいだけ
最近は自分の中の悲しい気持ちがいっぱいになって攻撃的になった時、誰かを傷つけてしまうのではないかと自分が怖くなる
だからこそ私のこういう話をただ頷いて聞いてくれる人に出会えた時とても救われた気持ちになる
今年から実家に帰ってきて暮らしていて、去年よりは絶対に安定した普通の生活ができているし、心身共にここ数年で1番マシなのにやはり根底にある暗い気持ちが消えることは無い
切り替えが上手くなってきて、そういう気持ちになってもすぐに前向きな気持ちになれていたので、今月に入って何もかも上手くいかなくてついにここ2日間外にもでずほぼ寝て過ごして久々に死んでしまいたくなるくらい辛い気持ちになった
こんなことを言ってもどうにもならないし仕方ないのだけど、言うだけタダでだれもこんなもの読んでいないのだからここでくらい許してほしい
誰に許しを求めているかさえもわからないけれど
明日からは仕事に行かなきゃいけないし、これ以上休むわけにもいかない
何よりそんなことをしたら私自身が私の事をもっと嫌いになってしまう
私は母とわんこが生きているうちは自分のことを大事にして生きていくと決めているので、こんな事を考えたりするのは一旦今日で終わりにしなければならない
大丈夫、私ならちゃんとできる
そう思わなければ生きていけない